眼科で診察を受けた時、看護師さんに「このあと婦人科に行くつもりです」と言っていたせいか、看護師さんが気を利かせてくれて、婦人科に予約を入れてくれていた。
その看護師さんのピッチに婦人科から「診察時間が四時で終わりますが」
と電話がかかってきた。
しかし状況はもはや婦人科に行く雰囲気ではなくなっていて、結局受診はできなかった。
入院案内のパンフを貰い、説明を受け、明日の朝九時半くらいにこの病院の姉妹病院、○○医療センターに行ってください、と言われた。
○○医療センターとは、この地域では医大よりも最新の設備がある、入院専門の病院だった。(新しいから)
看護師さんに「あ、ご飯は野菜を山ほど食べてくださいね」と言われた。
え、それだけ? ××食べないでくださいね、とか大量に食べないでね、とかないの?
なんか不思議に思いながら帰宅。
入院案内の中に、高額医療控除の案内があった。妹とその日のうちに市役所に出かけて申請。
「国民健康保険限度額適用認定証」だ。
これを入院時に提出する。
70歳未満の人が「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に 提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口での支払いが自己負担限度額までとなる。
手続きはあっさりしていた。あっという間に交付してもらい、帰途についた。
明日からは皆がつらいと口をそろえて言う、病院食の始まりだ。
だったら今日は最後の晩餐で、好きなモノを食べよう。
――などという思いはこれっぽっちも沸かなかった。
好きなものを食べるどころか、食に対して激しい嫌悪感を抱いてしまい、昨日から何も口にしていない。水すらろくに口にできないでいた。
それはよくない、何か食べろ、そうだ、野菜を食べなよ、これなら怖くないでしょ? とスカイプしていた友人まこちゃん(仮名)に言われ、千切りキャベツを食べた。(家にたまたま残っていたから)
しかし摂取するのを拒絶しているかのように、飲み込むとき喉が痛い。食べるのが痛いとは、初めて経験した。とにかく痛くて上手く食べれなかった。
「それ、軽度の脱水症状だよ。水を飲まないと」
言われて水を飲んだが、そうそう症状は改善されず、痛くて涙を滲ませながら少し食べた。キャベツが喉の粘膜に突き刺さるようだった。
退院してからの自宅の食事
★温野菜、野菜のトマトチャウダー、温玉、酢の物、天ぷら煮
御飯は玄米ブレンド。玄米の殻が食物繊維で、消化がゆっくり、血糖値を急激に上げない。
温野菜はキャベツ、人参、トマト、ごまドレッシング。
今現在、私は油も厳しめに制限されている。でもある程度も摂取しないといけない。
掻き揚げは作りおきのものなのでサクサクしておらず、だから煮た。カツ丼みたいな感じ。甘みはもちろん、0%
の甘味料だ。
ふにゃふにゃになっていたので、キッチンペーバーを使って何度も何度も油を取り除いてから煮た。
玉ねぎ、しいたけ。
食事が終わると運動をしに出かける。
田舎なので街灯の少ない暗い夜道を、トボトボ歩く。体力はまだ回復していない。
人が多いな、賑やかだな、と思ったら、その日はお祭りの日だった。
暗闇の中、ぼんやり明るさが浮かび上がる空間。
宮沢賢治の作品のような、宮﨑駿のアニメのような、そんな異世界空間に見えた。
賑やかで活気がある、そこだけ暗闇の中から切り取られたような不思議空間。今の私には無縁の場所だ。甥も姪も大きくなったしね。
佐藤はクレープが大好物だ。
一ヶ月前は食べれたんだなあ、なんて思った。晩御飯を食べたあとだし、別に食べたいと思ったわけではなかったのだが、ここにいる人々は皆、どれがいいかな なんて好きなものを選んで食べれる健康な人達なんだな、と思った。
夜のせいか、しかも便秘のせいか、考え方がかなり後ろ向きだ。
しかしそこはまだ糖尿病宣告されて一ヶ月程度。
病気にはストレスが大変良くなく、無意味に血糖値が悪くなるらしいが、仕方ない。
気持よく不幸に浸って酔いしれ、不思議空間を味わって家に帰った。
翌日、屋台の人からの仕事が舞い込み、その関係で焼きそばとクレープをたくさん買うことになった。
皆に配られるが、私は食べれない。
しかし昨日感じたことが頭をよぎり、普段なら「いらないよ」と特に惜しまず断るのだが、今回は食べようと思った。
そんなわけで今日のお昼ごはん。
★焼きそばをちょっと、あとクレープ。
後ろはナス田楽、焼きズッキーニ、ブロッコリー、酢の物だ。
美味しいかどうか、正直よく分かんなかった。
ただもくもくと食べた。
佐藤の血液の数値は、まだあまり良くない。
安定するには時間がかかる。安定すればもっと自由になるだろう。
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その看護師さんのピッチに婦人科から「診察時間が四時で終わりますが」
と電話がかかってきた。
しかし状況はもはや婦人科に行く雰囲気ではなくなっていて、結局受診はできなかった。
入院案内のパンフを貰い、説明を受け、明日の朝九時半くらいにこの病院の姉妹病院、○○医療センターに行ってください、と言われた。
○○医療センターとは、この地域では医大よりも最新の設備がある、入院専門の病院だった。(新しいから)
看護師さんに「あ、ご飯は野菜を山ほど食べてくださいね」と言われた。
え、それだけ? ××食べないでくださいね、とか大量に食べないでね、とかないの?
なんか不思議に思いながら帰宅。
入院案内の中に、高額医療控除の案内があった。妹とその日のうちに市役所に出かけて申請。
「国民健康保険限度額適用認定証」だ。
これを入院時に提出する。
70歳未満の人が「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に 提示すると、1ヵ月 (1日から月末まで)の窓口での支払いが自己負担限度額までとなる。
手続きはあっさりしていた。あっという間に交付してもらい、帰途についた。
明日からは皆がつらいと口をそろえて言う、病院食の始まりだ。
だったら今日は最後の晩餐で、好きなモノを食べよう。
――などという思いはこれっぽっちも沸かなかった。
好きなものを食べるどころか、食に対して激しい嫌悪感を抱いてしまい、昨日から何も口にしていない。水すらろくに口にできないでいた。
それはよくない、何か食べろ、そうだ、野菜を食べなよ、これなら怖くないでしょ? とスカイプしていた友人まこちゃん(仮名)に言われ、千切りキャベツを食べた。(家にたまたま残っていたから)
しかし摂取するのを拒絶しているかのように、飲み込むとき喉が痛い。食べるのが痛いとは、初めて経験した。とにかく痛くて上手く食べれなかった。
「それ、軽度の脱水症状だよ。水を飲まないと」
言われて水を飲んだが、そうそう症状は改善されず、痛くて涙を滲ませながら少し食べた。キャベツが喉の粘膜に突き刺さるようだった。
退院してからの自宅の食事
★温野菜、野菜のトマトチャウダー、温玉、酢の物、天ぷら煮
御飯は玄米ブレンド。玄米の殻が食物繊維で、消化がゆっくり、血糖値を急激に上げない。
温野菜はキャベツ、人参、トマト、ごまドレッシング。
今現在、私は油も厳しめに制限されている。でもある程度も摂取しないといけない。
掻き揚げは作りおきのものなのでサクサクしておらず、だから煮た。カツ丼みたいな感じ。甘みはもちろん、0%
の甘味料だ。
ふにゃふにゃになっていたので、キッチンペーバーを使って何度も何度も油を取り除いてから煮た。
玉ねぎ、しいたけ。
食事が終わると運動をしに出かける。
田舎なので街灯の少ない暗い夜道を、トボトボ歩く。体力はまだ回復していない。
人が多いな、賑やかだな、と思ったら、その日はお祭りの日だった。
暗闇の中、ぼんやり明るさが浮かび上がる空間。
宮沢賢治の作品のような、宮﨑駿のアニメのような、そんな異世界空間に見えた。
賑やかで活気がある、そこだけ暗闇の中から切り取られたような不思議空間。今の私には無縁の場所だ。甥も姪も大きくなったしね。
佐藤はクレープが大好物だ。
一ヶ月前は食べれたんだなあ、なんて思った。晩御飯を食べたあとだし、別に食べたいと思ったわけではなかったのだが、ここにいる人々は皆、どれがいいかな なんて好きなものを選んで食べれる健康な人達なんだな、と思った。
夜のせいか、しかも便秘のせいか、考え方がかなり後ろ向きだ。
しかしそこはまだ糖尿病宣告されて一ヶ月程度。
病気にはストレスが大変良くなく、無意味に血糖値が悪くなるらしいが、仕方ない。
気持よく不幸に浸って酔いしれ、不思議空間を味わって家に帰った。
翌日、屋台の人からの仕事が舞い込み、その関係で焼きそばとクレープをたくさん買うことになった。
皆に配られるが、私は食べれない。
しかし昨日感じたことが頭をよぎり、普段なら「いらないよ」と特に惜しまず断るのだが、今回は食べようと思った。
そんなわけで今日のお昼ごはん。
★焼きそばをちょっと、あとクレープ。
後ろはナス田楽、焼きズッキーニ、ブロッコリー、酢の物だ。
美味しいかどうか、正直よく分かんなかった。
ただもくもくと食べた。
佐藤の血液の数値は、まだあまり良くない。
安定するには時間がかかる。安定すればもっと自由になるだろう。
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