先生
「消毒しますね。――麻酔用意して」
血圧、心拍数に異常がないか測られる。
「えーと、血圧は上が133」
うわ、高い。
「正常ですね」
えええええええええええ
針の痛みを感じないよう? 塗る麻酔をちらっとやったようだが、腫れあがっている患部に刺すのだ、すごく痛いに違いない。
以前足を切開することになったとき麻酔をしたのだが、これが今まで体験したことがないほど痛かった。
その時の看護師さん、あまりの痛さに悶絶する佐藤を見て
「そうだよね、痛くて触れないところに針を刺すんだもんね……すごく痛いよね…」
↑そんな経験があったので、かなり痛いだろうと身構えた。
そして想像通り、かなり痛かった。
先生に「もっと力抜いて」と注意されたくらいだ。
抜歯は……抜歯はつらかった。
麻酔が効いていたから痛みはなかったが、へんな音がした。引き千切るように、最後は横に強く捻った。
歯はメリメリと音を立てた。
佐藤の脳内では、歯の中は腐っていてそのせいで途中でちぎれ、歯根が歯茎の中に残った、歯がちぎれたからメリメリいった、と思った。
それを証明するかのように先生は歯が抜けた場所に、なんか突っ込んで処置している。残った歯根を抜いているのであろうか?
何か匂いがした。血の匂いと、腐臭。
ああ、化膿しているからか……先生ゴメンネ……。
止血をし、歯茎を縫合する。(←縫合すると早く治る)
先生
「これ、抜いた歯です」
見せられた歯は、絵に描いたような、立派な歯だった。てかちゃんと歯根もある。ちぎられたと思ったのだが、そうではなかったのか……。
先生
「歯の根に少しだけど膿袋の一部がついてますね。抜いた時、血と膿が結構出ました。そうだなあ――明日の午前中までは、膿と血がとろとろ出続けると思います」
(´;ω;`)ウッ…
先生
「それまではつらいだろうけど、でも、早く楽になれるからね」
先生が残った歯の根を処置している? と思ったのは、膿袋の処置であったか。
薬を処方され、薬局へ。
「佐藤さん、なんか今日も抗生物質と痛み止めが処方されているみたいだけど、この前の薬、どうでした? 効きました?」
「効きまへんでした」(←止血のための含み綿中)
「え」
「効かなくて、と言ふか、前々回は効いたけど前回は効かなくて、悪化して、他の歯を守るために、歯を抜いてきまひた」
Σ(゚д゚;)←本当にこんな顔をした薬剤師さん。
「そ、それはあの……お、お気の毒というか……ざ………残念、でした、ね……」
そして薬剤師さんは言った。
「いいですか佐藤さん、もしこの薬が効かないようだったら、なにかあったりしたら、歯医者ではなく薬局にすぐに来てください」
「……はあ」
しかし効かないようだとしても、薬局に行く患者はなかなか居ない。そして一週間様子を見ようと言われたことだし、つい我慢して病院の方にも行かない。
なんというか……まあアレだ、ツイてなかった。
こんなところでも不運に好かれる佐藤だが、そのぶん宝くじを買った時は運が向いて欲しい。
★ウィンナー、厚焼き玉子、しめじ&野菜炒め、ささみサラダ、いかなごのくぎ煮
しめじと、ピーマン、かぼちゃ、たまねぎの炒めもの。
ようするに冷蔵庫の中にあった残り物炒め
ささみサラダ
海藻と鶏ささみを、マヨネーズ、梅肉、酢、エリスリトールで和えたもの。
頭痛が酷いけど、体重が2kg戻らなかったことに危機感を覚え、この日は6kmの散歩に。
球場の近くを通ったらナイター練習をやっていたため、隣の田んぼの黄金色の稲の海が美しく闇夜に浮かび上がっていたため、写真に。
まあスマホの夜景設定くらいではこのくらいがせいぜいで、伝えられずとっても残念です。
強い光が存在すれば、対照的に闇は一層深くなるもの。
角を曲がったら真っ暗すぎて、この後、植え込みに突っ込みました。
まるで一塁に華麗にスライディングしたかのような見事な転びっぷり。我ながらびっくりだぜ。
何年ぶりだ、こんなに全身ですっ転んだの。
幸いなことに植え込みは草が刈られたばかりらしく、全部芝生みたいになっていたため、土がクッションの役目をしてくれて、右足と両手をヒリヒリさせたくらいで済みました。全身痛くなると思ったのに、ラッキーだった。
最初何が起こったのか分からず、呆然とうつ伏せのまま寝転んでいました。
恐るべし田舎の暗さよ。球場のライトが明るいから♪とフラフラ引き寄せられるのではなかった。
よかった、誰にも見られなくて。
★しいたけ肉詰めの天ぷら、オニオンスライス、ブロッコリーとゆで卵のちリソース炒め
「消毒しますね。――麻酔用意して」
血圧、心拍数に異常がないか測られる。
「えーと、血圧は上が133」
うわ、高い。
「正常ですね」
えええええええええええ
針の痛みを感じないよう? 塗る麻酔をちらっとやったようだが、腫れあがっている患部に刺すのだ、すごく痛いに違いない。
以前足を切開することになったとき麻酔をしたのだが、これが今まで体験したことがないほど痛かった。
その時の看護師さん、あまりの痛さに悶絶する佐藤を見て
「そうだよね、痛くて触れないところに針を刺すんだもんね……すごく痛いよね…」
↑そんな経験があったので、かなり痛いだろうと身構えた。
そして想像通り、かなり痛かった。
先生に「もっと力抜いて」と注意されたくらいだ。
抜歯は……抜歯はつらかった。
麻酔が効いていたから痛みはなかったが、へんな音がした。引き千切るように、最後は横に強く捻った。
歯はメリメリと音を立てた。
佐藤の脳内では、歯の中は腐っていてそのせいで途中でちぎれ、歯根が歯茎の中に残った、歯がちぎれたからメリメリいった、と思った。
それを証明するかのように先生は歯が抜けた場所に、なんか突っ込んで処置している。残った歯根を抜いているのであろうか?
何か匂いがした。血の匂いと、腐臭。
ああ、化膿しているからか……先生ゴメンネ……。
止血をし、歯茎を縫合する。(←縫合すると早く治る)
先生
「これ、抜いた歯です」
見せられた歯は、絵に描いたような、立派な歯だった。てかちゃんと歯根もある。ちぎられたと思ったのだが、そうではなかったのか……。
先生
「歯の根に少しだけど膿袋の一部がついてますね。抜いた時、血と膿が結構出ました。そうだなあ――明日の午前中までは、膿と血がとろとろ出続けると思います」
(´;ω;`)ウッ…
先生
「それまではつらいだろうけど、でも、早く楽になれるからね」
先生が残った歯の根を処置している? と思ったのは、膿袋の処置であったか。
薬を処方され、薬局へ。
「佐藤さん、なんか今日も抗生物質と痛み止めが処方されているみたいだけど、この前の薬、どうでした? 効きました?」
「効きまへんでした」(←止血のための含み綿中)
「え」
「効かなくて、と言ふか、前々回は効いたけど前回は効かなくて、悪化して、他の歯を守るために、歯を抜いてきまひた」
Σ(゚д゚;)←本当にこんな顔をした薬剤師さん。
「そ、それはあの……お、お気の毒というか……ざ………残念、でした、ね……」
そして薬剤師さんは言った。
「いいですか佐藤さん、もしこの薬が効かないようだったら、なにかあったりしたら、歯医者ではなく薬局にすぐに来てください」
「……はあ」
しかし効かないようだとしても、薬局に行く患者はなかなか居ない。そして一週間様子を見ようと言われたことだし、つい我慢して病院の方にも行かない。
なんというか……まあアレだ、ツイてなかった。
こんなところでも不運に好かれる佐藤だが、そのぶん宝くじを買った時は運が向いて欲しい。
★ウィンナー、厚焼き玉子、しめじ&野菜炒め、ささみサラダ、いかなごのくぎ煮
しめじと、ピーマン、かぼちゃ、たまねぎの炒めもの。
ようするに冷蔵庫の中にあった残り物炒め
ささみサラダ
海藻と鶏ささみを、マヨネーズ、梅肉、酢、エリスリトールで和えたもの。
頭痛が酷いけど、体重が2kg戻らなかったことに危機感を覚え、この日は6kmの散歩に。
球場の近くを通ったらナイター練習をやっていたため、隣の田んぼの黄金色の稲の海が美しく闇夜に浮かび上がっていたため、写真に。
まあスマホの夜景設定くらいではこのくらいがせいぜいで、伝えられずとっても残念です。
強い光が存在すれば、対照的に闇は一層深くなるもの。
角を曲がったら真っ暗すぎて、この後、植え込みに突っ込みました。
まるで一塁に華麗にスライディングしたかのような見事な転びっぷり。我ながらびっくりだぜ。
何年ぶりだ、こんなに全身ですっ転んだの。
幸いなことに植え込みは草が刈られたばかりらしく、全部芝生みたいになっていたため、土がクッションの役目をしてくれて、右足と両手をヒリヒリさせたくらいで済みました。全身痛くなると思ったのに、ラッキーだった。
最初何が起こったのか分からず、呆然とうつ伏せのまま寝転んでいました。
恐るべし田舎の暗さよ。球場のライトが明るいから♪とフラフラ引き寄せられるのではなかった。
よかった、誰にも見られなくて。
★しいたけ肉詰めの天ぷら、オニオンスライス、ブロッコリーとゆで卵のちリソース炒め